小さい頃、よくいじめられた。自分ではわからないけれど、どこか他の子と違っていたのかもしれない。
ある日、ママにいじめられた話をすると、
「もしかしたら、その子は家で大変な思いをしているかもしれないね。」
「…。」
「家でいじめられているかもしれないし、さみしい思いをしているのかもしれないよ。」
「…うん。」
ママにそう言われて、なんだか何かがふっと軽くなった。
次の日、いじめっ子の彼女を目の前にしても、そんなに嫌な気持ちがしなかった。いじめられて、上からずっしりと重くて暗い気持ちになる代わりに、「そうか、かわいそうな子なのかもしれない。」同情する気持ち、相手を思いやる気持ちが生まれた。こころがふぅーっと風船のように軽くなって、鳥たちが飛んでいる場所まで飛んで行って、鳥になった気がした。
「鳥になろう。視点を変えるだけで、すべてが変わる。」
大人になって、その視点を「俯瞰」と呼ぶことを知った。
風船みたいに軽くて、可愛い鳥のおめめの視点。。。
ママに感謝。
ありがとう。。。
Mihoko Love🦋