今までに眠かった授業や会議を思い出してほしい。
あ、眠っていたから憶えてないか!
でも、なぜ眠かったのだろう?
– そのトピックに興味がない。
– 眠っていても単位はもらえる。
– 会社が勝手に用意したもので、自分は参加したくなかった。
– 人数が多いから、自分1人眠っても気づかなそう。
色々な理由があると思う。
わたしが眠かった時間を思い出すと、いちばんに感じるのが、自分ひとりが相手に意識を向けていなくても、気にしないだろうなぁ〜という感覚がいちばんに来る。大きな講堂で大勢の中の1人だし。そう感じた途端、単調な先生のやわらかい声が、ララバイになって、テキストにはミミズちゃんがいっぱい走り出すことになるのだ。
今度は、あなたが人前で話したときのこと、思い出してみてほしい。
ミーティングでも、大きな会議でも、授業でも、セミナーでも。
眠っている人、いただろうか?
いない!と自信を持って言える人は、ぜひコメントしてヒントを教えてほしいな。
どうしたら、みんなに起きていてもらえるだろう?
眠らない授業にするには?
帰国後、自分が人前に立つようになって、考えるようになった。
「いかにみんなのアテンションを惹きつけておくか」
「眠らないで笑顔で帰ってもらうか」
「いかに参加した人々を楽しませるか」
は、毎回揺らがぬポイントになる。エンターテイメント精神で毎回挑む。
ちょうど今日数えたら、2018年末までに10,430人の人々と関わって来た。少しは何か学んでないと大馬鹿である。特にいちばんチャレンジングな大学の正規授業や企業レッスンを思い出しながら、ここにまとめてみよう。
まず、自分の気持ちと相手の気持ちになる想像力が必要だ。
わかりやすい自分のマインドセットから行こう。
1) 自分のマインドセット
☆ Passion!
自分がエキサイティングな気持ちでないと、相手に伝わらない。熱意があれば、心が通じるはず。「仕方なく来ています」感は伝わってしまう。Passionを持って挑もう。
☆ Do for others, not for yourself.
みんなを盛り上げたい、笑顔で帰ってもらいたい。自分がどう見えるか意識するのではなく、みんなにどう感じてもらいたいか。どんな気持ちで帰ってもらいたいかに意識を向ける。そうすると、変な緊張もぐっと減って、奉仕精神で気持ち良くなる。みんなが主役。
2) 相手の気持ちを想像する
☆ Attention to Everyone.
参加者を無視しない。Eye contactを取り、できるだけみんなの名前を呼び、ひとりひとりにアテンションを。眠っている人にも声かける。なぜそんなに眠いのか?部活で疲れているとか、昨日残業だったとか、答えてくれる。ひとりひとりの存在を認めることが大事。遅れて入って来た人にも声をかける。みんなにLOVEを♡
☆ Be Creative!
単調な構成は避ける。ペアワークをしてもらったり、前に来て書いてもらったり、立って発表してもらったり、色々なバリエーションを盛り込むことが大事。
– 体を動かしてもらう:立つ、座る、歩く
– 頭を回転させて考えてもらう:テキストを読むだけでなく、自分の意見を言ってもらう、ペアで相談してもらう、発表してもらう。
☆ Smile + Accept.
自分が決めた以外のハプニングが起こっても、まず、受け入れよう。例えば、誰かが間違えて電気を消してしまったとしても、それを話題に広げることもできる。そこからまた学ぶことがあるはず。
参加者からの質問の時間が取れる場合には、時間が許せば、ひとりひとり丁寧に答えよう。授業中であれば、その質問も盛り込んで、トピックを広げよう。
特に、自分が何か間違えた場合には、取り繕うとせず、自分で笑ってしまうか、それを話題にしてしまうかに限る!その方が信用してもらえる。これは、自分が参加者になったときのことを思い出すと、すぐわかることだ。
他の部分で完璧でも、様々なハプニングを受け入れる余裕がないと、人間的魅力が半減して見えてしまう。Smile + Accept、頭の隅に置いておこう。
Any questions? 今日はこの辺で。That’s all for today!
Have a lovely evening~♡
Mihoko Love 🦋